【第7回】中国輸入×ヤフーショッピング 売れ筋商品の見極め方と、仕入れ判断の基準

こんにちは、ちょびんです。

ヤフーショッピング物販では、「どの商品に在庫を持つか?」という判断が売上と利益を大きく左右します。
商品ページを作って終わりではなく、売れ始めたあとに“どれを育てるか”を見極めることが、月商100万〜300万を超えるための重要なポイントです。

✅「たまたま売れた」ではなく、「売れ続ける」を見極める

商品が1〜2個売れただけで「これは売れ筋だ!」と判断して一気に仕入れてしまうと、在庫リスクが発生します。
そのため、仕入れ判断を下す前に、以下の3点を最低3〜5日観察することが推奨されます。

チェックすべき指標:

指標内容
✅ 売上の動き毎日安定して売れているか?クリック数やアクセスは右肩上がりか?
✅ ユーザーの反応レビュー評価が良いか?商品に満足してもらえているか?
✅ ライバルの動向同ジャンルの商品はどれくらいあるか?価格競争が激しくないか?

特に「毎日1個以上売れている」ような商品は、仕入れ対象として検討する価値があります。

✅ 利益が出る価格でも回転するか?をテストする

初期の段階では「売れるか確認するために低価格で出す」ことが多いですが、重要なのは利益を乗せた価格に上げても売れるかどうかです。

価格調整の例:

  • 初期:1,480円 → 回転は良いが利益は少なめ
  • テスト:1,680円に上げても売れ続ける → 安定商品に育てられる
  • 価格を上げた途端に売れなくなる → 価格勝負型で継続性に欠ける

このテストで、**利益を取っても売れる「本物の売れ筋」**を見極めていきます。

✅ 小ロットから仕入れる(いきなり大量発注しない)

仕入れ判断をする場合でも、最初は小ロット(5〜10個)からスタートしましょう。

どんなに売れていたとしても、アルゴリズムの変化やライバルの増加で突然売れなくなることもあります。そのため、以下のように段階的な仕入れが安全です。

仕入れステップ例:

  1. テスト販売で売れ行きをチェック
  2. 毎日1〜2個売れる → 5〜10個仕入れて様子を見る
  3. 売上が安定して右肩上がり → 20〜30個単位の仕入れに拡大
  4. 月間販売数から在庫サイクルを作る

✅ 売れ筋からの“横展開”で売上を伸ばす

1つの商品が売れたら、その商品を軸に「派生商品」や「関連商品」を展開していきます。

例:

  • ネイル用LEDライトが売れた → ネイルパーツ・収納ケースも出す
  • 子供用リュックが売れた → お弁当袋やレインコートなども扱う
  • キッチン収納グッズが売れた → 冷蔵庫仕切り・水切りネットも調査

「一度売れたジャンル」は、顧客ニーズが証明されたジャンルなので、ここを深堀りすることで売上が伸びやすくなります。

✅ 利益計算の際は、関税・消費税も忘れずに

中国輸入では、仕入れ価格だけではなく関税や消費税もコストとして加算する必要があります。

参考:原価構成の目安

項目目安
商品代金(1688)例:500円
代行手数料例:50〜100円
国際送料(按分)例:100〜150円
関税・消費税(約15%)例:100〜150円
Yahoo販売手数料7〜10%程度
梱包・ラベル費用例:50〜100円
合計原価約850〜1,050円

この原価に対し、販売価格が1,980円なら、1商品あたり800円〜1,000円の粗利が出る計算になります。

✅ まとめ:育てる商品は“実績+利益+回転”で判断

  • 1〜2個売れただけで大量仕入れは危険。まずは少数仕入れでテスト
  • 利益を乗せた価格でも売れるか?を必ず確認
  • 派生展開でジャンル内の“自分の棚”を広げていく
  • 関税・送料・手数料まで含めた正確な利益計算が超重要

次回予告:「外注化と物流フローの構築」

物販の作業に追われるのではなく、「売れる仕組み」に集中するためには、外注化や物流の整備が不可欠です。

  • 中国輸入→日本倉庫の流れをどう作る?
  • 発送代行を使うか?FBAは使える?
  • 外注化はどの業務から始めるべきか?

このあたりを次回、具体的に解説していきます!

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