こんにちは、ちょびんです。
物販ビジネスを安定して伸ばすために、最も重要なことのひとつが「数字の把握」です。
売上が上がっているのに、「なぜかお金が残らない…」
そんな状態のまま拡大を目指すと、手元資金が尽きて回らなくなることも。
利益が出ているのか? どの施策が効いているのか?
それを毎月、数字ベースでチェックする仕組みをここで構築していきましょう。
✅ ① まず押さえておくべき「利益構造」
物販における利益は、ざっくり下記の構造です:
コピーする編集する売上
- 商品原価(仕入れ代金+国際送料+関税など)
- モール手数料(ヤフー:6.5~8%程度)
- 広告費(アイテムマッチ、PRオプションなど)
- 発送・梱包費(国内代行業者費用)
- 外注費(リサーチ・商品登録など)
= 営業利益(≒手元に残る利益)
この構造をきちんと理解しておくことで、どこを調整すれば利益が伸びるかが明確になります。
✅ ② 必ず記録しておきたい「利益管理シート」
初心者でも使いやすいのが、Googleスプレッドシートによる利益管理です。
最低限、下記の項目は毎月まとめておきましょう。
項目 | 内容例 |
---|---|
商品名 | 出品中の商品名 |
仕入原価 | 商品代金+代行手数料+国際送料+関税 |
国内発送費 | ストッククルーやエクシークの手数料 |
モール手数料 | ヤフーショッピングの販売手数料 |
売上 | 販売価格(実際の税込売上) |
粗利 | 売上-商品原価 |
広告費(任意) | アイテムマッチやPRオプションの費用 |
最終利益 | 売上-すべての経費 |
👉 月ごと・商品ごとにまとめておくと、
「どの商品が稼いでいるか?」「広告が効いているか?」を判断しやすくなります。
✅ ③ 毎月1回、数字チェック日を決める
おすすめなのが、毎月月末~月初に1時間だけ数字を見る日を設けることです。
その日にやること:
- 利益管理シートを入力・更新
- 利益率が悪い商品を見直す
- 広告効果をチェック(アイテムマッチ費用 vs 売上)
- 売れ筋の傾向を確認して、来月の仕入れ計画へ反映
慣れてきたら、スプレッドシートに**自動計算(SUMやIF)**などの関数を入れておくと、毎月の集計もグッと楽になります。
✅ ④ 利益を最大化するためのポイント3つ
関税・国際送料を見落とさない
→ 特に中国輸入では、想定より高くなりやすいポイント。代行業者に明細をもらってチェック。
利益率20%以上の商品を中心にする
→ 商品ごとに最低ラインを決めて、それを下回る場合は見直し対象に。
広告の“費用対効果”を必ず見る
→ 広告をかけて利益が減っていないか?
→ 逆に広告で販売数が増えて利益が伸びているか?
→ アイテムマッチでは「CPC(クリック単価)」と「CVR(購入率)」を確認。
✅ まとめ
- 利益構造を理解し、どこにお金がかかっているかを明確にする
- Googleスプレッドシートで利益管理を始める
- 毎月1回の数字チェックで無駄なコストや不調商品を見直す
- 利益率20%以上をひとつの基準として、商品の入れ替えを進める
✅ 次回予告:「“ブランド力”でリピーターを生む!店舗ページ改善・差別化戦略」
物販で中長期的に売上を伸ばすためには、「安さ」だけで戦わない力=ブランド力・店舗力が欠かせません。
次回は、
- ストアページで信頼感を出すには?
- 他店と差別化する商品説明の工夫とは?
- 写真やキャッチコピーで売上が変わる理由
…といった「デザイン」「印象」「見せ方」の改善テクニックについて解説していきます!

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