こんにちは、ちょびんです。
ヤフーショッピングで売上が伸びてくると、売れた分だけ仕入れればOKという考え方では通用しなくなってきます。
なぜなら、在庫の持ちすぎや、キャッシュの枯渇が原因でビジネスが止まるケースが非常に多いからです。
本ステップでは、「在庫」と「お金」の流れをしっかり把握して、利益をしっかり残す経営スタイルを作る方法を解説します。
✅ ① なぜキャッシュが残らないのか?
月商100万円を超えても、通帳にはお金が残っていない人が多い理由は以下のとおりです:
- 在庫を買いすぎて、現金が手元に残っていない
- 広告費がかさみ、利益が吹き飛んでいる
- 関税・配送料などの諸経費を甘く見ていた
- 売掛(後払い)の回収タイミングと仕入れのタイミングがズレている
特に中国輸入では仕入れてから届くまで2〜3週間かかるため、仕入れ→販売→回収までの時間差を管理しないとすぐに資金繰りが苦しくなります。
✅ ② 在庫を「適正量」保つための考え方
中国輸入は「仕入れリードタイム」が長く、かといって大量に仕入れるとキャッシュが減る…。
そこで重要なのが、売れ行きに応じた在庫の“適正在庫”管理です。
▶ 目安となる在庫基準:
- 直近30日間の販売実績から、1日あたりの販売個数を計算
- 「1日販売数 × 仕入れ日数 × 1.3〜1.5倍」の在庫数が目安
例)
1日3個売れる商品、発注〜納品まで15日かかる場合:
→ 3 × 15 × 1.5 ≒ 68個(目安在庫)
このように実績ベースの在庫計算をすると、在庫切れも過剰在庫も防げます。
✅ ③ キャッシュフローを可視化する
お金の流れは、なんとなくの感覚ではなく、**数字で「見える化」**するのが絶対条件です。
▶ シンプルなキャッシュ管理表を作ろう
エクセルやスプレッドシートでOKです。以下の項目を記録していきます。
項目 | 内容 |
---|---|
仕入れ日 | 発注日(中国代行業者へ) |
着荷予定日 | 日本に届く予定 |
商品名 | 商品タイトル |
単価 | 元 or 円での仕入れ価格 |
個数 | 発注数 |
総仕入額 | 単価 × 個数 + 手数料・送料等 |
実販売価格 | 出品価格(Yahoo上) |
利益見込み | 1個あたり利益 × 発注数 |
こういったデータを整理することで、月末時点での在庫価値・回収予定・実利益が一目でわかります。
✅ ④ 利益率を意識した「仕入れ選定」
売れても利益が出なければ意味がありません。
特に広告費・手数料・関税を含めた「実質利益率」を意識した仕入れが重要です。
▶ 利益計算時に考慮すべき費用:
- 商品仕入れ代金(元建て)
- 中国側からの国際送料
- 代行業者の手数料(例:商品価格の5〜10%など)
- 日本国内の配送料
- 関税・消費税(商品によって5〜20%前後)
- Yahoo販売手数料(約7〜10%)
- 広告費(アイテムマッチやPRオプション)
これらをすべて引いたあとに最低でも利益率20〜30%を確保できる商品を選定していきましょう。
✅ まとめ
- 売上が上がるほど、キャッシュフロー管理が超重要
- 在庫は「過不足」を防ぐために実績ベースで数値管理する
- 利益率は“関税・広告・手数料”を含めて算出する
- キャッシュ管理表で“利益が出てるのか”を常に可視化する
✅ 次回予告:「リピーターと評価の積み上げで“強いストア”を作る方法」
売上と利益が出てきたら、次に重要なのがストアの“信頼度”を高めてリピーターを増やすこと。
レビュー評価、購入者満足度、再購入率などを意識することで、広告に頼らず安定的に売れ続けるショップ運営が可能になります。
次回は、「ファンが増えるストアの作り方」を解説します!

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